情報社会学の研究授業のお知らせ
情報社会学会では、⼤学、大学院で情報教育を担当する学会員の皆様に向けて、授業内容、シラバス、カリキュラム、参考⽂献の策定と教育⽅法の向上を⽬的とした研究授業を実施します。
(1)2021 年度は、情報社会学研究所が研究授業を分担するものとし、90 分×1 コマの研究授業を⽉ 1回合計 4 回で 1R の受講終了とします。実施曜日は、原則月末日曜日の 14:00 から 15:30とします。この研究授業では、対象を授業担当者・研究者とし、原則として⼤学院レベルの講義を実施します。また講義の背景となるより進んだ議論や質疑応答を、メイリングリストと Facebook のグループで⾏うものとします。授業で利⽤する会議システムは ZOOM です。
(2)情報社会学は、情報社会を総体的に捉えようとする社会科学の学際的な研究領域(=「情報社会・学」)です。情報社会学では情報化を、情報社会を構成する 「近代化」の⼀環として、継続的な社会変容もしくは総体的な運動として捉えます。ここで情報化とは、データや情報と情報通信技術の、より⾼度な利⽤を促進する、情報社会の⾃律・分散・協調的な活動の総称です。
(3)情報社会学研究所の研究授業では、講義科⽬を「情報社会学概論」として、「Ⅰ.総論」と「Ⅱ.各論」に分け、9〜12 ⽉に「Ⅰ.総論」を実施するものとします。情報社会学概論/研究授業案は次の通りです。
第 1 回 情報社会学研究授業 「情報社会学概論」
「情報社会学概論 Ⅰ.総論」
担当 公文俊平名誉会長 コーディネーター 山内康英
公文先生の体調により山内先生が授業を代行する場合があります。開催時期 は、2021 年 9 月-12 月 、土曜日 もしくは日曜日に実施予定です。授業内容および日程は、毎回確定次第連絡します。
講義内容予定
Ⅰ. 情報社会学の基本的な分析枠組みと情報革命の技術的背景:
第 1 回 情報化と近代化/インターネットの交換技術と回線交換
第 2 回 情報社会の基盤技術/コンピュータ・ネットワークの普及と発展
Ⅱ. 情報社会の政治経済学的検討:
第 3 回 電気通信産業から見た公益産業の民営化と日本の政治経済思想の推移
第 4 回 多元的民主主義と資本主義の内的連携 日時等詳細は決定次第連絡します。
授業は、終了後 YouTube で配信予定です。
授業に関する Facebook グループを立ち上げ、追加の資料、質問、ディスカッション等を実
施し授業に関する連絡は双方向でこのグループで行う予定です
受講申し込み
(ⅰ)第 1 回 情報社会学研究授業 定員 50 名 学会員優先先着順
(ⅱ)大学院等の少人数ゼミ等で本授業を受講希望の場合は担任教員が人数等事務局に別途お申し出ください。
(ⅲ)申し込み先 e-mail: official アット infosocio.org アットを@マークに入れ替えてください。必要記入事項は、①お名前、②ご所属、職名、③学会員の種別(正・学生)、④ 連絡先メールアドレス、です。
受講決定者には、Facebook 授業グループヘの参加方法、授業日程・講義内容について連絡します。確定した授業日程前に メイリングリストとFacebook 授業グループで ZOOM の受講 URL を連絡します。
第 2 回 情報社会学研究授業
「情報社会学 Ⅱ.各論」
担当 企画:公文俊平名誉会長 山内康英 (コーディネーター)
開催時期 2022 年 1 月-3 月 不定期
詳細は追って 12 月に公表します。
皆様のご参加をお待ちしています。
情報社会学会/事務局